お仕事やセレモニーシーンなど、スーツを着用するシーンは意外と多いもの。
ぽっちゃりさんを輝かせるスーツの着こなし術やオススメアイテムをご紹介します。
基本的には共布のジャケット+ボトムスからなるスーツスタイルは、布面積が多く圧迫感のある見た目になってしまいがち。体型がスッキリと見える事、そして動きやすい事。一見相反する2つのポイントを押さえたサイズ選びが何よりも重要です。スーツは肩から合わせるアイテム。一度ご自身の肩のサイズを採寸しておくことを強くオススメします。スーツはカジュアルアイテムよりも予算が高く、通販での購入に不安を持つ方も多いかもしれませんが、ぽっちゃりさん専用ブランドのアイテムなら、テクニック要らずでスッキリ見えるアイテムが多く用意されています。
スーツを着用するシーンの求められるのは好感度。誰の目に見てもキチンと感が伝わり、良い印象を残してくれるカラー選びが鉄則です。まずは定番のネイビーを選べば安心!どんなセレモニーシーンにも対応する事が出来ますよ。基本の1着にプラスして、慶びのシーンに相応しい淡いカラーや控えめな柄物、冠婚葬祭にも対応したブラックのアイテムなど、少しずつカラーバリエーションを増やしてみましょう。
通年を通して同じアイテムを着用する事もあるスーツスタイル。だからこそ、素材選びにはこだわりたいものです。あまりに薄手でペラペラとしたアイテムは見た目にも心許無く、大人の女性にふさわしいアイテムとは言えません。ある程度しっかりとした素材を選び、インナーで季節感を出すのがいいでしょう。少なくとも3シーズン着用出来るアイテムを持っておけば、突然スーツが必要なイベントが飛び込んできても慌てる事がありません。
スーツだからといって必ずしもカッチリとしたデザインである必要はありません。例えば、ビジネスカジュアルであればノーカラーのジャケットなど程よく抜け感のあるアイテムを選ぶのもオススメ。ハイゲージニットやツイードなど、素材で今っぽさをプラスするのも、レディースのスーツスタイルならでは。特に、ワンカラーでシンプルなルックスだと体型がフォーカスされがちなぽっちゃりさんは、視線を分散させる効果のあるアイキャッチーなデザインのあるアイテムを選ぶ事も重要。
お仕事、お招ばれ、セレモニー。1着のスーツで様々なシーンをカバー出来るアイテムを選んでおくと心強いですね。スカートとパンツがセットになったアイテムなど、着回し力に特化したアイテムも最近は人気が高まっています。ボトムスやインナーにカジュアルなアイテムを合わせて、普段のコーディネートにも使える着回し力の高いアイテムを選べば、コスパも高まります。ただし、いつでも快適に着られるように、素材感のチェックはお忘れなく。ぽっちゃりさんは特に生地の伸縮性の有無は忘れずに確認しておきましょう。
ぽっちゃりさんのお悩みをより強調してしまうNGなスーツ。避けた方が良いスーツの特徴を覚えておくことも大切です。
ぽっちゃりさんのスーツ選びで何より重要なのがサイズ選びです。体型を隠したいあまりにオーバーサイズを着用してだらしなく見えてしまったり、より身体を大きく見せてしまったり…と失敗した経験のある方も多いのではないでしょうか?まずは肩を合わせる事、ぽっちゃりさんであればボレロ風のジャケットやノーボタンでウエストに負担をかけない物など、テーラード型にこだわらずキチンと見えするアイテムを選ぶのも良いでしょう。反対に、全体に着ジワが出てしまうような、タイトなサイズも肉感を強調してしまいます。フィット感のある印象が欲しい場合は、リブのカットソーやカーヴィーなシルエットのブラウスを合わせて、インナーで調整するのがコツです。
明るいベージュやホワイトなど、パッと人目を惹くような明るいカラーもぽっちゃりさんは避けた方が無難です。 これらのカラーは“膨張色”という名の通り、本来のシルエットをより大きく見せてしまいます。ぽっちゃりさんはキリっとしたネイビーやブラック、ファッション性が欲しい時にはチャコールグレーを選んで視覚的な引き締め効果を狙いましょう。合わせるパンプスやブラウスの襟元などで明るめのカラーを取り入れれば、細見えはキープしながら垢抜け効果もグンとアップ!
長過ぎる袖やパンツ丈、ヒップ下まで覆う長めの丈のアイテムは野暮ったさと重さを伴い、ぽっちゃりさんをより大きく見せてしまいます。ヒップを隠したいときはワンピースに短め丈のジャケットにする、太ももをカバーしたい時は長めのジャケットにスリムなテーパードパンツを合わせる、等どこかにメリハリを持たせる事が細見えのカギです。普段は直線的なシルエットでのカバーを好む方も、スーツの時には少し意識を変えてみましょう。ペプラムシルエットのジャケットなど、最初からくびれのあるデザインもオススメです。
スッキリ見えのコツを押さえたスーツを選べば、驚くほどの着痩せ効果を体感する事が出来ます。3つのポイントを忘れずに、正しい着痩せスーツを選びましょう。
手首や足首は体型問わず誰でも細い部分と言われています。それはぽっちゃりさんも例に漏れません。体型を隠したいあまりに上下ともに長めの着丈のアイテムを選んでしまうと抜け感がなく、圧のある印象になってしまいます。また、オーバーサイズのスーツはどこかだらしない印象を与え、キチンと感を要するシーンにはそぐわないとも言えますね。ジャケットは手首の骨が見えるジャストレングス、パンツはアンクルレングスのテーパード等、華奢な部分を強調する事で、グッと着痩せ力が高まります。
シックであることはスーツスタイルの重要な着こなしイメージとも言えますが、あまりにも大人しいイメージはぽっちゃりさんのスーツスタイルを悪目立ちさせてしまいます。存在感のあるイヤリングやネックレス、セレモニーにふさわしいコサージュ等で上半身と顔周りにポイントを作り、視線を散らしてメリハリを作ると、自然と縦のラインを強調してスッキリ見せが叶います。場の雰囲気やシーンに合わせた着痩せ小物をいくつか用意しておくといいですね。
あまりにも薄手のスーツはぽっちゃりさんの肉感を拾ってしまい、ぼってりした印象を与えてしまいます。ハイストレッチでありながら、適度な厚みのある素材はシャープなルックスに視覚補正してくれる他、上品な高見え効果も狙えます。大人のぽっちゃり女性は、しっかりとした素材感のスーツをチョイスしましょう。涼やかな印象をプラスしたい時は、小物使いでシーズンムードを取り入れましょう。ぽっちゃりさんの場合、スーツ自体はあまり軽い印象にしない方がベターです。
ここからは具体的にオススメのアイテムをご紹介していきます。ぽっちゃりさんをより魅力的かつキチンと魅せる優秀アイテムが勢ぞろい!
カジュアルなデイリーアイテムと違い、洗い替えのないスーツだからこそ日々のメンテナンスが大切です。大切なスーツを長く着られるようにこまめなお手入れを心掛けましょう。
通勤用のジャケットなどついつい毎日同じアイテムを選んで着てしまいがちですが、1日着たスーツは2日休ませた方がいいと言われています。このスーツの休息には、生地にしみ込んだ汗や水分を蒸発させ、自然にシワを伸ばす効果があります。毎日スーツを着る方は、3着のアイテムを日替わりで着るのが理想です。こまめなクリーニングは生地を傷めてしまう可能性があるので、1年に2度程度の頻度が推奨されています。いつでも清潔なスーツを着たい方や、暑さの気になる時期にはマシンウォッシャブルのアイテムを選ぶのもオススメですよ。
汗でべたつく季節シャツやボトムスの張り付きが気になって1日不快な思いをしない為に、快適なインナーを仕込んでおくことも重要です。スーツまで染み込んでしまう水分を軽減する事も出来るので、メンテナンスの観点からも汗取りアイテムの着用を強くオススメします。インナーの色やシルエットが響いてしまうと、せっかくのキチンと感が一気にだらしない印象になってしまうので、色・シルエットともに響きにくいアイテムを選びましょう。
パンツスタイルのスーツや、ヒップが出る着丈のジャケットを選ぶときはお腹~太ももまでのボリューム感をガードルで補正しておくのもオススメです。 バスト下までの超ハイウエストタイプを選べば、お腹のぽっこり感を抑えてくれるだけでなく背筋もシャンと伸びて後ろ姿にも自信を持てますよ!
着こなしや着痩せのコツをしっかり押さえれば、ぽっちゃりさんのスーツスタイルも怖くありません。急な着用シーンもあるアイテムだからこそ、自分にピッタリのアイテムをいつでもワードローブに持っておきたいものですね!